Concept
コンセプト
Introduction
はじめに
「休養学」は、“休み方”を20年間考え続けた学問
一般社団法人 日本リカバリー協会 代表理事・博士(医学)片野秀樹氏が提唱する「休養学」は、
あなたを“疲れ”から救うための学問です。
なぜ疲れるのか
どんな休み方をすれば疲れが取れるのか
を学んで、100%のパフォーマンスを発揮しましょう。
What is rest?
休養とは
休養は「怠け」ではない
— 休養学で知る、疲れない働き方 —
現代の働き方は、スピードと成果が求められる一方で、慢性的な疲労を抱える人が増えています。
そんな中、注目されているのが「休養学」という考え方です。これは、単なる「休み」ではなく、心身の回復と活力の補充を目的とした“戦略的な休養”を意味します。
なぜ「休養」が必要なのか?
現代疲労は「体力 − 疲労 = パフォーマンス」という形で捉えることができます。
つまり、疲労が蓄積すると、どれだけ体力があっても本来の力を発揮できません。
休養はこのバランスを整えるための重要な手段であり、働く力を取り戻すための“活力の補充”でもあります。
休む力が、働く力を高める
「休む=怠ける」という誤解が、いまだに根強い日本社会。
しかし、休養はむしろ“攻めの行動”です。
自分を回復させ、次の行動に備えるための自己投資であり、集中力・創造力・判断力の向上にもつながります。
休養によって補充された活力は、仕事の質を高め、持続可能な働き方を支える原動力になります。
What is fatigue?
疲労とは?
そもそも、疲れている状態とはどんな状態?
疲れの感じ方は人それぞれですが、「なんとなく疲れている」「いつもだるい」といった慢性的な疲労を感じている人は少なくありません。
そもそも「疲れ」とは、心身の活動能力が減退している状態を指します。
活動に必要なエネルギーが不足し、不快感や「休みたい」という気持ちが強くなっているとき、それはすでに“疲れのサイン”です。
「疲れ」見逃していませんか?
疲労は、日常的には過緊張というかたちであらわれます。
常にピリピリしていたり、寝つきが悪くなったりするのは、交感神経から副交感神経への切り替えがうまくいかない、自律神経の乱れが原因かもしれません。
疲れには、この“自律神経の乱れ”を感じるときに対処していくことが重要です。
“自律神経の乱れ”は、神経系・内分泌系・免疫系にも影響を及ぼし、さまざまな不調を引き起こすこともあります。
まさに、疲れと不調は、1本の道でつながっているのです。
主な疲労の原因「ストレッサー(ストレス原因)」
休養学では、疲労は単なる「疲れた」ではなく、さまざまなストレッサーによって引き起こされる心身の反応と捉えます。また複数のストレッサーが重なって慢性疲労を引き起こすことが多いのが特徴です。
だからこそ、休養も「ひとつの方法」ではなく、7つの休養タイプを活かした多角的なアプローチが有効です。

Ideal rest cycle
理想の休養サイクル
みなさんの考える休養サイクルは三角形のサイクルになっていませんか?
働く力を取り戻すため、“活力の補充”を行うことが理想の休養サイクルです。
現状の休養サイクル

理想の休養サイクル

The 7 types of rest
7つの休養タイプ
働く力を取り戻す、“活力の補充”を行うためには、休養学が提唱する「7つの休養モデル」を組み合わせることが重要です。
このモデルには、運動・栄養・娯楽・人との交流・自然とのふれあいなど、心身の回復に必要な多様な要素が含まれています。
生理的休養
休息型
活動を中断し、心身を鎮静化し、心身の活力を養う
運動型
活動により老廃物の除去や新陳代謝の向上を促す(積極的休養をする)ことで心身の活力を養う
栄養型
生体内の生理生化学反応の促進、または消化器・内蔵への負担調整により心身の活力を養う
心理的休養
親交型
人・社会との交流や自然・生き物とのふれあいなどにより心身の活力を養う
娯楽型
趣味や嗜好を追求することで心身の活力を養う
造形・想像型
何かを作り出す感覚や概念を巡らす、また表現することで心身の活力を養う
社会的休養
転換型
買い物、食事、旅行や部屋の模様替えなど、外部環境を変化させることで心身の活力を養う
これらを組み合わせることで、心身のリセットと活力の再生が可能になります。特に「正当性が感じられ、感情の整理ができる体験」は、感情労働の多い職場においても、仕事へのモチベーションを維持する大きな助けとなります。
Conclusion
おわりに
Reboot!では、休養学の考え方をもとに、7つの休養モデルを取り入れた機能や活動をご紹介しています。
実際に体験したり、イベントに参加したりすることで、その効果をぜひ実感してみてください。100%のパフォーマンスを取り戻すために、Reboot!で活力を補充しましょう。
Profile
プロフィール

監修
博士(医学)/一般社団法人日本リカバリー協会代表理事
片野 秀樹
博士(医学)/ 一般社団法人日本リカバリー協会代表理事、一般社団法人博慈会老人病研究所客員研究員、一般社団法人日本未病総合研究所公認講師(休養学)、日本疲労学会評議員、日本抗加齢医学会指導士を務める。日本リカバリー協会では、休養に関する社会の不理解解消のためにリテラシー向上を目指して啓発活動や教育事業として休養士の育成活動に取り組んでいる。編著書に「休養学基礎 疲労を防ぐ!健康指導に活かす」(メディカ出版)、著書に「休養学:あなたを疲れから救う」(東洋経済新報)。「マンガでわかる休養学:最高のパフォーマンスを生む休み方」(KADOKAWA)
書籍はこちら
